理事長 松尾 昌出子
春本番、皆様お忙しい中「第32回松尾芸能賞贈呈式」にご出席くださり誠に有難うございます。今年は思いがけなく東日本大震災によって多くのかたが被災され、今なお当地では日々の暮らしもままならぬ状態と伺い心痛む毎日でございます。それに伴い「松尾芸能賞贈呈式」も今日まで延期させていただき、関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしました事をお詫び申しあげます。
「松尾芸能振興財団」は一日も早く被災されました方々が通常の生活を取り戻されますよう心より願っておりますとともに、また復興のため少しでもお役に立てますよう頑張りたいと思っています。
本来「芸の道」は人それぞれが創意工夫し一代かけて築きあげるものと考えております。
遠い遠い、しかも終わりのない厳しい道!
今日本はあらゆる面で「先の見えない」長い長いトンネルの中を模索しながら歩んでいるような状態にありますが、世の中が落ち込んでいる時こそ厳しい「芸道」を歩み続けてきた我々芸能界に携わる者は、より一層「元気」を出して皆さまを楽しませ・勇気づけ、希望を与えなければならない存在であると思います。
本日皆さまにご紹介させていただきます受賞者の方々は、本財団の選考委員の先生方の厳しい選考を経て選ばれた方々でございます。長い厳しい「芸道」をひたすら歩みつづけ、ご自分の「芸」を確立された方々、或いは日本の芸能界に貢献された方々、またこれから大いに羽ばたかれるであろう方々と、各ジャンルの中から選ばれたすばらしい皆さまでございます。受賞者の皆さまにおかれましては今後とも更なる精進を重ねられ、益々のご活躍を期待致しておりますとともにまたご来場の皆さまにも足しげく劇場へお出ましいただき、本日の受賞者の方々への温かいご声援を心からお願い申し上げます。
(平成23年5月 第32回松尾芸能賞贈呈式プログラム挨拶文より)